2004年 11月 22日
日本オーディオ MFB-2000
ヤマハの38cmウーファーJA-3882をダブルで使用していたときに、これを接続していました。上に乗っているのはマイクロフォンです。
ヤマハのウーファーは、高磁束密度(13000ガウス)と軽量コーン(71g)のために、能率は高いのですが、普通に使用したのでは低音が出ません。それで、このアダプターを使用して無理矢理低音を出していました。
MFB無しの特性です。(視聴位置での特性)
MFB有りの特性です。
MFB(motion feedback)スピーカーの動きを電気信号に変え、それでAMPにフィードバックをかけることです。動きを電気信号に変えるには、普通はコイルと磁気回路をスピーカーの振動系に組み込みますが、日本オーディオのものは、それをマイクロフォンで行っています。
MFBには、速度型MFBと加速度型MFBの2種類があります。
速度型
歪みや過渡特性の改善が可能であるが、特性が右肩上がりとなり、別に周波数補正が必要になる。
加速度型
周波数特性は平坦となり、低域が伸びるが、低域では歪みの改善はない。
日本オーディオのアダプターは加速度型と思われますのが、低域のブースト回路も組み込んであるようです(詳細は不明)。ツマミがたくさんあり、説明書を読んでもそのツマミがどのような働きをするのかが、明確でないので、ちゃんと調節出来ているのかどうか不安でした。
ビクター MFBを使ったサブウーファー
高橋和正のひとりごと
オンゾウ ラボ