2013年 06月 23日
レ・ミゼラブル
ヴィクトル・ユゴーの原作は子供の時から何回も読んだ愛読書ですし、ジャン・ギャバンとジャン・ポール・ベルモント主演のDVDは持っていますので、6月21日発売のブルー・レイ・ディスクを購入し、さっそく観賞しました。
持っている2枚のDVDと異なり、1985年より世界各地で上演されたミュージカル”レミ、レミゼ”の映画化のようです。
長大な原作をダイジェストしたものではありますが、ジャン・バルジャンの苦悩、ジャベールの頑固さ、ファンティーヌの悲惨さ、テナルディエ夫妻の小悪党ぶり、その子供とは思えないエポリーヌとカプローシュの純愛と明るさ、原作の挿絵そっくりのリトル・コゼット。悲惨な結果に終わった暴動の若者たちの情熱、何回読んでも見ても涙が止まらなくなるエピローグと、原作の本質を上手にまとめ上げています。
映像も鮮明で音声も迫力満点、大砲の音もまずまずの迫力で聴こえました。
借りてきました。私はTSUTAYAです(笑)&涙
中学入試で、感動した本は?の質問に、
「あぁ、無情」です、と。
その後、ある同級生から、本のタイトル間違えたやろ?あぁ、なんかつけて、と。
もう、笑えるやら、なんとも。。。
そんな彼女も、いま教員σ^_^;
文学少女だったのですね。昔から日本人の感性に合った小説だったのか、日本語の翻訳が7種類、「ああ無情」の題名の日本映画が6種類もあるようです。でも、今の日本の子供たちの内何人がこの長大な小説を読み終えるでしょうか。何しろパリの下水についての説明に一章も費やしているのですから。
AmazonのKindle本で、青空文庫の「レ・ミゼラブル」が0円でダウンロード出来ますので、もう一度読み直してみるつもりです。