2005年 02月 20日
広島のOFF会
今日は、OTさんとRYOさんと一緒に、しまなみ街道経由で広島まで遠征しました。エラックを音響パネルで包囲したクロさんと、古い日本家屋でクレモナをシャープの1ビットデジタルアンプで鳴らしているU-tetsuさんを訪ねました。
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東広島のインターチェンジを降りて約10分で、クロさんの所に到着しました。ちょうど昼前でしたので、近くのお好み焼きのお店に行きましたが、第3日曜日は定休日でした。しかし、クロさんがお店の裏の方に行き、ゴゾゴゾと交渉すると、OKで無事開店。クロさんの叔母さんのお店でした。広島風お好み焼きでしたが、OTさんは広島風は初体験だと言いながら、そば2個入りをぺろりとたいらげました(私とRYOさんはそば1個)。
帰る途中に、クロさんのトレーン作業所に寄りました。
そこにあったネイジウムマグネットで遊んでいたOTさん、強力なマグネットで手を挟まれて不名誉の負傷をする一幕もありました。
クロさんの’秘密の部屋’を訪問、扉を開けるとそこは音響パネルの部屋
今までのような、いかにも音響パネルが置いてあるだけでなく、室内装飾をかねた物に代わっていました。色も塗ってあります。人形や装飾品もそれとなく配置されています。
横に広い変形4畳半の3面には隙間無く配置されていました。
スピーカーはエラックで、先ほど出てきたネオジウムマグネットの反発力で宙に浮いています。犬のぬいぐるみが置いてありますが、これはただの飾りだと思います。
サブウーファーもやはりエラック製。
CDトランスポートはオラクル、アンプは私にはなじみのない外国製のプリメインアンプでスピーカーケーブルは小さなエラックには不釣り合いに見える太いものでした。
スピーカーから耳までの距離は1m少しと、至近距離で聴くので、普通で有ればスピーカーの音がきつく聞こえるはずですが、音響パネルの効果で、明瞭ではあるがきつくなく、美しく聞こえます。女性ボーカル中央のパネルのあたりにピンポイントで定位して聞こえます。低域も小さなスピーカーで想像するよりずっと豊かに鳴っていました(サブウーファーのレベルが少し高かったためもありましたが)。ただ、音像が少し高い位置に出来るのが気になりました。
スピーカを上下逆に置いているのと、全体的に高い位置になっているためではないかと思います。
盆栽風の音像ではありますが、部屋の大きさを考えると、このスピーカーの良さを十分に引き出しておられると思います。
音響特性を計測してみましたが、部屋の低在波もあまり目立たなく、周波数特性も30-20kHzまでほぼ平坦(サブウーファーのレベルを少し下げれば)です。パネルの影響で、中高音の残響が多い結果でしたが、それが音質的に好影響を与えているようでした。
クロさんの所から、今度は広島の反対側のU-tetsuさんの所に、押しかけました。
お寺の副住職をされているかたで、リスニングルームは広い和室です。オーディオマニアよく見られる通り、色々な機材、ソースが散らばって、あまり広くは見えませんが、二部屋で20畳以上は有りそうでした。マットも敷き放しでしたが、OTさんのベットを見慣れている我々には、なんら差し支え有りません。スピーカーはsonus faberの’クレモナ’でそれをシャープの1ビットデジタルアンプS-X400?で鳴らしておられました。
一聴して、その軟らかい音なのにハイスピードであることにびっくり、OTさん、愛聴のCDのキャスリーン・バトルの声を聴いて、自分の声を失ってしまった状態でした。
タムラのセラミックTWも接続してありましたが、私の高域難聴の耳には効果はハッキリしませんでした。
最低域の量感は残念ながら、無理でしたが。その十分に磨かれた音には感心しました。世界にはこんなに良い音のスピーカーを作るところが有るのですね。
お寺の本堂でこのスピーカーを鳴らしてみたいとのことですが,まだしばらくは無理のようです。
最後にインド料理店のカレーを堪能して、帰途につきました。