RADIANのドライバー745の個体差について

一昨日測定した、745+谷口ホーンの視聴位置での特性を見ていると、左側の3kHzにディップがあり、全体に能率が低い感じがしましたので、測定マイクをホーンの前約40cmに置き測定しました。

右側です
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左側です。
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左側の能率が数デシベル低く、2-3kHzにディップがありました。

今まで、RADIANのドライバーを2組使いましたが、非常に個体差が少なかったので、このドライバーを購入した、KOZY STUDIOの渡辺さんにメールを出しましたところ、すぐに返事があり、この程度の個体差の場合、メーカー保証の対象にならないとのこと。PAの現場では10db程度の能率差の物を使う事は良くあることだそうです。とりあえず、ダイアフラムを右左交換してもう一度計測してほしいとのことでしたので、今まで使っていた760のものと交換することにしました。
760と745は同じ3インチのダイアフラムを使用しています。






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まず、後面のカバーねじを3本ゆるめると、カバーが外れます、このねじはダイアフラムの固定も兼ねています。後カバーの中には吸音材などは一切入っていません。
左が760で右が745です。
端子とダイアフラムは一体となっており、リード線を使わない合理的な構造です。
左は圧着端子型、右はプッシュ式の端子のもの(端子ははずしています)
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ダイアフラムも外すと、745も760も同じように見えます。フェイズプラグはプラスチック製のように見えます。

ボイスコイルとエッジの拡大です。エッジはマイラー製で、空気孔が空いています。

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ダイアフラムの交換は簡単です。ダイアフラムと後面カバーを合わせてねじ3本で固定すれば終わりですが、ダイアフラムには少しの遊びがありますので、固定する位置によっては特性の差がでたり、歪みが多くなる可能性があります。固定ねじを最後まで締めないようにして、300Hzでロウカットしたピンクノイズを入力し、一番音が大きくなめらかな音になる位置でねじを締め付けます。

ダイアフラムを交換して特性を計測してみました。

NO1の特性です。
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NO2の特性です。
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ほとんど個体差のない特性になりました。


また、ダイアフラムを745の物に交換した760を測定してみました所、これも個体差のほとんど無い良い特性になりましたので、ダイアフラムの不良ではなく、装着の不具合だったようです。
by katyan4 | 2005-02-24 22:19 | 装置・スピーカー | Comments(0)

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