2015年 07月 08日
6080 OTL AMP
1959年発行の本ですから、紙は黄ばんで乱暴に扱うと破れそうです。
その中に、6080という双三極管を3本パラに使ったOTLアンプの制作記事があります。
その回路図です。
その特性は素晴らしいもので、低域も高域もその頃の真空管アンプでは驚異的な特性でした。現在のトランジスターアンプでもこれほど良い特性のものは少ないのではないかと思います。
この本を買った頃は制作しようにもお金がなく、お金ができた頃はトランジスター全盛期になっていましたので、忘れ去っていました。
最近、年のせいで、真空管に回帰しかかっている時に、ヤフオクを見ていると、この武末さんの設計をほぼ忠実に制作したという自作アンプが出品されていました。40年間、このアンプを作り続けた方だそうです。
早速、落札しました。
後面です。自作品らしくパワーSWとボリュームが後ろについていて少し使いにくい感じですが、大きなトランスと巨大な電解コンデンサーが使ってあり、しっかりとした作り方です。
真空管を番号順に差込んで、電源を入れてみました。
クラッシック・プロの16cm2wayの安物のスピーカーに接続して音を出してみました。
ノイズも無く、自然な高域と豊かな低音で、安いSPから出る音とは信じられない位良い音が出ています。
今まで6wayで良い音?と思っていた音はなんだったのでしょう。
これだけでも十分音楽が楽しめそうです。どうしましょう・・・・・
試行錯誤中で、部屋の中はチャンガラでお客さんを招く状態ではないのですが、それで良ければどうぞ。今度の日曜日の午後は空いています。
調整の邪魔をしないよう、あまり長居しないようにします。(笑)
お待ちしております。
ご推測のとおり、岡崎さんから購入したものです。今日、エクスクルーシヴさんが来られ、大体において好評のようでした。8月に松山に来られるときにはセッティングをチャンとしておきますので、聴きに来てください。
先日は、良いと音に聞こえるソースだけをお聞かせしたので、良い音?に聞こえたかもしれませんが、私のよく聞くクラッシックに関しては、あまり良い音が出ていなかったのです。あの後、中高域を約2~3db低下させるようなイコライズをして(AVーAMPですから)見ますと、結構クラッシクも聞けるようになりました。
6080が中音、高音に使えるようになると、もう少し穏やかな音になるのでは期待しておりますが、どうなりますことやら。