2005年 09月 27日
SHARP SM-SX10とPanasonic SA-XR50の時間差について
中高音と高音のドライバーを使用して行いました。マイクロフォンを二つのドライバーの正面約1mの位置で二つのドライバーの間に設置します。Myspeakerを起動して、インパルスエネルギー時間応答測定を行いました。
まずパナソニックのAMP同士で行いました。
Delayを働かせていないと、パルスがこの様に2つに分かれます。
DCX2496のDelay機能を使い、0.01ms単位で細かく調節すると
この様に、パルスが一つになります。
このときのインパルス累積スペクトラム促成です。
この様に前回より優れた特性になっています。
問題はSHARPのアンプを中高音用に使ったときですが、PanasonicのAMPより6ms程Delayをかけないといけないことが解りました。つまり、PansonicのAMPの方が約6ms遅延する訳です。
上二つがPanasonic中高音用で、中央二つが高音用、下2つがSHARP中高音用です。
細かく調節したSHARPのインパルス時間応答測定です。
SAHRPのインパルス累積スペクトラム特性です。
正確にはPanasonicとSHARPの時間差は6.07ms、距離にして2.086m有ることになります。
現在、時間差を補正したSHARPのAMPを中高音に使用して聴いていますが、ナカナカ良いようです。
私もDCXと遊んでいます。以前ECM8000で自動調整を試みた時に表示されたディレー補正値と実長が合わないので不思議でしたがやはり
離散系のばあい、処理による遅延が起きるんですね。 また、AD変換の場合、変換周波数よりも入力周波数が高い場合、ひずみが出ますがこの辺の処理は、DCXやAVアンプの内部でどのように処理されているのか疑問です。もしきちんと入力にLPFが入っているとすると色々面白い結果が出てくると思っています。
DCX2496は機能が沢山あって、よく遊べますね。