2005年 10月 09日
超低域再生方式の変更 1. 計画
大きなスピーカーですから、余裕のある超低音が再生可能なのですが、色々問題点もあります。
1.後ろの物置が、居間と隣接しており、その間は遮音処置を行っていないため、低音が居間に漏れて聞こえます。35Hz以下で有ればハッキリした音としては聞こえないのですが、45Hz以下の遮断周波数にするとハッキリした音が聞こえやかましくなります。
2.映画などのサラウンド音源の場合、80cmウーファーを5.1CHの0.1Chのサブウーファーとして使った方が、迫力が出る場合が多い。
3.低音をドローンコーン方式にしているので、45Hz以下が急激に低下し、超低域を35Hz以下にすると、部屋の定在派による特性と合わせて、40Hzあたりのレベルが低下している。
計画は
現在使用していない、JBLW15GTiをうまく使えないかと考えました。
W15GTiの仕様です。
能率は92bと余り高くないのですが、超低域を高いレベルで再生出来るように作られたスピーカーです。最大入力は800W(ピークで5000W)ということは、約126dbの音圧迄可能なわけです。ボイスコイルはダブルでボイスコイルの高さは66mm,Xmax(コーン紙の一方向の可動範囲)は約2cmですから、往復で4cm迄はコーン紙が動いても大丈夫ということです。
約42Lの密閉箱での特性が出ています。
現在の低域特性と、この42L密閉箱の特性を当てはめてみました。(80cmウーファーがスピーカー自体では低域までフラットであると仮定して)
黒線が現在試聴位置での特性。
ピンクがW15GTiを42L密閉箱に入れた特性。
空色が試聴位置での予想される特性。
(10月11日追記、空色のカーブは間違っていました。40Hz以上はもっと低下するはずです。)
どうも、うまくゆきそうな感じです。42Lの密閉箱ですから余り大きな箱ではなく、現在の低音用のスピーカーBOXと壁の間に入りそうです。
この様な訳で、実は約1ヶ月前に、ラフトクラフトに箱を注文しました。一昨日発送したとのメールが入りましたので、明日くらいには届くのではないかと思います。