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超低域再生方式の変更 1. 計画

 現在、私のシステムでは、超低域のユニットとして、Fostexの80cmウーファーFW-800を、後ろの物置兼書庫の間の壁に取り付けて使用しています。一種の無限大バッフルもしくは巨大な密閉箱というわけです。これを3D方式で左右の35Hz以下の信号を入れているわけです。
超低域再生方式の変更 1. 計画_b0052286_19564928.jpg

 大きなスピーカーですから、余裕のある超低音が再生可能なのですが、色々問題点もあります。
1.後ろの物置が、居間と隣接しており、その間は遮音処置を行っていないため、低音が居間に漏れて聞こえます。35Hz以下で有ればハッキリした音としては聞こえないのですが、45Hz以下の遮断周波数にするとハッキリした音が聞こえやかましくなります。
2.映画などのサラウンド音源の場合、80cmウーファーを5.1CHの0.1Chのサブウーファーとして使った方が、迫力が出る場合が多い。
3.低音をドローンコーン方式にしているので、45Hz以下が急激に低下し、超低域を35Hz以下にすると、部屋の定在派による特性と合わせて、40Hzあたりのレベルが低下している。

計画は




超低域再生方式の変更 1. 計画_b0052286_2052849.jpg

現在使用していない、JBLW15GTiをうまく使えないかと考えました。

W15GTiの仕様です。
超低域再生方式の変更 1. 計画_b0052286_2061225.jpg

能率は92bと余り高くないのですが、超低域を高いレベルで再生出来るように作られたスピーカーです。最大入力は800W(ピークで5000W)ということは、約126dbの音圧迄可能なわけです。ボイスコイルはダブルでボイスコイルの高さは66mm,Xmax(コーン紙の一方向の可動範囲)は約2cmですから、往復で4cm迄はコーン紙が動いても大丈夫ということです。
 約42Lの密閉箱での特性が出ています。
現在の低域特性と、この42L密閉箱の特性を当てはめてみました。(80cmウーファーがスピーカー自体では低域までフラットであると仮定して)
超低域再生方式の変更 1. 計画_b0052286_20171543.jpg

黒線が現在試聴位置での特性。
ピンクがW15GTiを42L密閉箱に入れた特性。
空色が試聴位置での予想される特性。
(10月11日追記、空色のカーブは間違っていました。40Hz以上はもっと低下するはずです。)

どうも、うまくゆきそうな感じです。42Lの密閉箱ですから余り大きな箱ではなく、現在の低音用のスピーカーBOXと壁の間に入りそうです。
超低域再生方式の変更 1. 計画_b0052286_2021167.jpg


この様な訳で、実は約1ヶ月前に、ラフトクラフトに箱を注文しました。一昨日発送したとのメールが入りましたので、明日くらいには届くのではないかと思います。
Commented at 2012-11-08 19:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by katyan4 at 2012-11-11 09:08
EXOTIC GARDEN 様
 FW800購入おめでとうございます。一個よりも2個のほうがよいと思います。1個では超低域の入った映画を爆音で再生すると、底を打つ時があります。
by katyan4 | 2005-10-09 20:24 | 装置・スピーカー | Trackback | Comments(2)

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