2005年 11月 27日
皇帝の血脈/アラン・フォルサム
アメリカの作家、アラン・フォルサムの第3作目。前作の「告解の日」は全米で大ベストセラーになったそうです。
殺人課刑事にとって、あこがれのロス市警第5-2班に配属されたジョン・バロンを主人公にロシアのロマノフ王朝の血を引く美貌の殺し屋レイモンとの対決を描いています。ロシアが王政に変わるのではないかという、一見奇想天外な背景があり、前半は息もつかせないスピーディーな展開で、楽しませてくれます。後半になるとストーリーの無理が鼻についてきて少し面白くなくなってくる感じでした。
全体的に見ると、面白くベストセラー作家の作品で有ることが理解できます。