2006年 02月 10日
カール・ベーム/ウィーン・フィル東京公演1975
CDをハードディスクへリッピングしていると、買っていたのを忘れて、あまり聴いた記憶のないものに出くわします。一昨日リッピングしたものに、このCDが有りました。
1975年、カール・ベームが最後にウィーン・フィルと来日した際に、NHKホールでの演奏をまとめたものです。NHKホールでの7公演の曲目が全部入っていますので、ブラームスの第一番や組曲「火の鳥」等はダブって入っています。聞き比べてみると音も演奏も微妙に差が有るのがわかります。
昨年亡くなられたのですが、近くに住んでおられたオーディオの大先輩が、東京まで聞きに行かれ、大感激されていたのを思い出しました。この時にウィーンフィルは東京以外の都市(松山でもありました)でも公演をしました。指揮はベームではなくムーティーでしたが、さすがウィーン・フィルだと感心したのを覚えています。
今日は、公演初日(3月16日)の演奏からベートーベンの交響曲第7番を聞いてみました。
録音のレベルが低めなので、ボリュームを上げ気味にして聞きました、全体にNHK録音らしいバランスの良い音で、ほとんどリミッターを効かせていたいようで、ダイナミックレンジが非常に広く、音乃翔を通す必要はぜんぜん有りませんでした。
演奏もベームの十八番のベートーベンですから、すばらしいものです。
i-TUnesの画面(クリックすると大きくなります)