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DCX-2496の温度の変化による特性の変化

 デジチャンDCX-2496は、非常にコストパフォーマンスが良いチャンネルデバイダーなのですが、欠点もあります。その一つはS/Nがあまりよくないことです。能率の良いホーンスピーカーを使うと結構ノイズが耳につきます。パワーアンプの入力にアッテネーターの付いているものであれば、アッテネーターを絞ることに寄ってある程度解決できますが、それでも耳の良い人(OTさん)にはノイズが聞こえるようでした。デジタルアウトが出来るように改造してからは、ノイズについては解決しました。スピーカーに耳を近づけても、ノイズはほとんど聞こえません。
 もう一つ欠点があります。それは温度の変化に寄って特性が変わることです。周波数特性が平坦になるように調節しても、翌日計測すると特性が凸凹になっている事がしばしばあるのです。室温の違いによるものかとも考えましたが、それにしても変化が大きいようです。SWを入れたときと、2-3時間たったときとの特性の違いが大きいようです。熱くなるパワーアンプの上においているからいけないのかと思い、床に置くようにしてみました。
DCX-2496の温度の変化による特性の変化_b0052286_20333589.jpg

1-2時間通電してDCX-2496の天板を触ってみますと、結構熱くなっています。そしてSWを入れたばかりのときの特性と2-3時間たったときの特性はやはり差が有ります。ということは、チャンデバだけSWを切らずにいつも通電しておけば、いつも同じ特性が得られると考え、チャンデバだけはいつも通電していることにしました。電気代は少し増えるわけですが、消費電力は2台で24Wですから。そんなに多いわけではありません。

本日の特性です。出来るだけフラットにしてみました。いくら聞こえないといっても10000Hz以上を上昇させると、長時間の視聴で疲れを感じます。

左CH
DCX-2496の温度の変化による特性の変化_b0052286_20422295.jpg


両CH
DCX-2496の温度の変化による特性の変化_b0052286_2044324.jpg


両CHをスペアナ風の計測データーにしたものです。
DCX-2496の温度の変化による特性の変化_b0052286_20444738.jpg

Commented by スギモトーン at 2006-11-03 17:10 x
昔の記事引っ張り出してごめんなさい。

>温度の変化に寄って特性が変わる
空気の伝達時間、特性は、確実に温度で変わります。
しかし、数字に出るほども機器の特性が変わるならそれは故障だと思うのです、、、
DCX-2496のアナログアウトを測定機に入れてはいかがでしょうか?

スピーカーの鳴り具合は、温度と湿度で確実に変わりますよ。ユニットとホーン、エンクロージャーとの整合が変わる様です。コルクや皮など湿度で変化しやすい素材は要注意です。例のトルクマネージメント少し良好になります。
Commented by katyan4 at 2006-11-04 10:44
スギモトーン さん
 多分DCX-2496が設計以上の温度上昇になり、異常(?)になったのかもしれません。2台のDCX-2496の間の隙間を十分空けると温度上昇が少なくなり、あまり変化が無くなったようです。
 一番良いのは、あまり気にしないことのようです。
by katyan4 | 2006-07-13 20:45 | 装置・アンプ | Trackback | Comments(2)

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