2006年 07月 13日
DCX-2496の温度の変化による特性の変化
もう一つ欠点があります。それは温度の変化に寄って特性が変わることです。周波数特性が平坦になるように調節しても、翌日計測すると特性が凸凹になっている事がしばしばあるのです。室温の違いによるものかとも考えましたが、それにしても変化が大きいようです。SWを入れたときと、2-3時間たったときとの特性の違いが大きいようです。熱くなるパワーアンプの上においているからいけないのかと思い、床に置くようにしてみました。
1-2時間通電してDCX-2496の天板を触ってみますと、結構熱くなっています。そしてSWを入れたばかりのときの特性と2-3時間たったときの特性はやはり差が有ります。ということは、チャンデバだけSWを切らずにいつも通電しておけば、いつも同じ特性が得られると考え、チャンデバだけはいつも通電していることにしました。電気代は少し増えるわけですが、消費電力は2台で24Wですから。そんなに多いわけではありません。
本日の特性です。出来るだけフラットにしてみました。いくら聞こえないといっても10000Hz以上を上昇させると、長時間の視聴で疲れを感じます。
左CH
両CH
両CHをスペアナ風の計測データーにしたものです。
>温度の変化に寄って特性が変わる
空気の伝達時間、特性は、確実に温度で変わります。
しかし、数字に出るほども機器の特性が変わるならそれは故障だと思うのです、、、
DCX-2496のアナログアウトを測定機に入れてはいかがでしょうか?
スピーカーの鳴り具合は、温度と湿度で確実に変わりますよ。ユニットとホーン、エンクロージャーとの整合が変わる様です。コルクや皮など湿度で変化しやすい素材は要注意です。例のトルクマネージメント少し良好になります。
多分DCX-2496が設計以上の温度上昇になり、異常(?)になったのかもしれません。2台のDCX-2496の間の隙間を十分空けると温度上昇が少なくなり、あまり変化が無くなったようです。
一番良いのは、あまり気にしないことのようです。