2006年 09月 18日
楽友協会えひめ第2回公演「広瀬悦子ピアノ・リサイタル」を聞く
最後のアンコールが終わった後も、しばらく間、誰も席を立とうとせず、余韻を楽しんでいました。このような音楽会の様子は初めてです。
ロビーでは、マルイレコードの出張CD売り場の前に一杯人だかりで、持ってきたCDが売り切れたほどでした。
CDにサインをしている広瀬悦子さん。
グレングールドのように少し低い椅子で、全部暗譜でほとんど目をつぶった状態で全曲を弾き終えました。素晴らしいテクニックで、まだ若いのに独自の音楽をすでに持った素晴らしいピアニストです。
ラベルの「ラ・ヴァルス」とアンコールの3曲は圧巻でした。最後の「ラ・カンパネーラ」は、彼女の白くて細い腕と指が目に止まらないほどのスピードで動いているのを唖然と眺めていました。
毎年でも公演に来てもらいたいと思ったほどです。
音楽にはそれほどは興味の無い女房も興奮した面持ちで家に帰ってから、リスニングルームに入り、彼女のCDで、「ラ・ヴァルス」などを聞きなおしていました。よっぽど感銘を受けたのでしょうね。
何と言っても一音一音のクリアさがたまりませんね。それと、思いっきりのよさがなんとも言えません。これって一番大事なことだと思います。
まだまだ完成品ではありません。これから大いなる飛翔を期待したいところです。
アンコール、3曲とも素晴らしかったですね。曲目、楽友協会えひめのブログに掲載してあります。
オーディオ的にはスケールイイメージ、量感、F特は十分に再現できるように思へましたが速くて軽い音の出、トランジェントの差が大きいようですね。MYSPとは特に中低域の音の速さ、軽さが大きく違いました。
うれしい感想ありがとうございました。オーディオ論も的確と思います。
ピアノも聴く位置によって随分感じが異なってきます。自分の部屋での音作りで一番大事なのは、まずどういう位置で聴く音を再現するのかを決めたうえで、よりリアルに、しかしやり過ぎないように、でしょうか。確かに中低域のスピード感の違いは感じさせられますし、これが永遠の課題でしょう。再々生音を聴き、部屋とも相談しながら少しずつ修正していきましょう。(笑)
是非是非又呼んでください。
今日はMySPの低域の量感をかなり絞り込みました。いつもはオーケストラを気持よく聴くために少し低域を膨らましておりますが、ピアノの音もずいぶんと膨らんだ低域で聴いていたようです。感動の昨日の今日で、とても満足のいくピアノの音ではありませんが少しは・・・です。
そういえば、Mitchieさんの音、何時聴かせていただいても感じる『冴』。GOTOとアルテック(特に10cm×8の100-500)のトランジェントが特にすばらしいのかな?・・・などとと思ったりいたしました。
1年半周期くらいでいろいろ取り組んでらっしゃるようですから、松山へもまた来年の年末か、再来年の5月ころには来てくれるでしょう。
10cmミッドバスの効用は大いにあると思います。半面ちょっと薄く感じる方も多いと思います。5000Hz以上、GOTOの色は濃く出ていると思います。5000Hzから使うと個性(自己主張?)の強い音ですが、良いユニットだと思います。しゃんとしますね。(笑)