カテゴリ:装置・特性と調整法( 42 )

 この間、魔が差したのか、ヤフオクで動作確認なしのTC-R7をポチってしまいました。長年、愛煙家の部屋に置いてあった物のようで、相当にくすんでいます。
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送られてきたときには、外観はきれいに掃除がしてあり、これよりは綺麗になっていました。

動作を確認しますと、ピンチローラーがピクリとも動かず、再生出来ません。長年使っていなかったので、ピンチローラーの可動部分が固着してしまっているようです。
可動部分を見ようとしましたが、ピンチローラーを外さないと見えません。
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ピンチローラーカバーを外すためには、細い6角レンチが必要なようです。
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ディックに行って、細い6角レンチを買ってきました。
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1.27mmが適合しました。

ピンチローラーを外すには「いたずら防止ねじ2孔」のドライバーが必要なようです。
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2孔の先端が6種類付属しているドライバーセットを購入しいましたが、うまく適合しまっせんでした。
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そこで、浸透潤滑剤「ラスペネ」を吹きかけて、細いピンセットの先を孔に入れてねじるとどうにか外れました。
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カバーを外し、観察しますと、ピンチローラー・アームの可動部分がしっかりと固着して、ピクリとも動きません。「ラスペネ」を吹きかけて、力任せに動かすと僅かに動くようにはなりましたが、全然ダメです。そこで、ペンチでしっかりとアーム部分を掴んで少しずつ動かしながら、力任せに引き抜きました。
 左側を抜いたところです。
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「ラスペネ」を吹きかけて綺麗に掃除し、再装着しました。右側です。スムースに動くようになりました。
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アルミブロックにペンチの跡が生々しく残りました。

カバーを付けたところです。
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ヘッドを見ますと、磁性体がこびりついて汚れていましたので、綿棒にアルコールをつけて綺麗に掃除しました。
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テープを装着して、走行を見ました。問題に様です。
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音楽テープを再生してみました。ちゃんと音が出ました。
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目出度し、めでたし!!
by katyan4 | 2014-11-15 19:03 | 装置・特性と調整法 | Comments(6)

 スピーカーの分割フィルター特性は、アナログ時代は6db/oct,12db/oct,18db/octの特性が使われていましたが、デジタル時代になり、24db/oct,48db/oct等の急峻な特性も可能になりました。
 フィルター特性が急峻になるほど、音が良く言えばクリアに、悪く言えば硬い音になるようです。
最近のプロ用の機材では、低域のスピーカーの分割フィルター特性に48db/octを採用しているものが見受けられます。
 私も、1週間ほど前から、低域のフィルター特性を48db/octを採用してみました。

Sub Wooferの特性です。
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ロウパスフィルター特性は、50Hz、but48db/oct、肩特性は一番急峻な特性です。

Lowの特性です。
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ハイパスフィルター特性は、50Hz, but 24db/octで従来と変わりありません。
ロウパスフィルター特性は、249Hz、L-R 48db/octと肩特性をやや緩やかなものにしました。

Low Midの特性です。
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ハイパスフィルター特性は249Hz,But 48db/octと肩特性を急峻な特性にしました。
ロウパスフィルター特性は607Hz,L-R 24db/octと肩特性を一番緩やかな特性にしました。

コーン型スピーカーからは受け持ち帯域より高い音を出さない。
ホーンドライバーからは受け持ち帯域より低い音を出さない。

中音以上は従来のままの特性です。

その結果は、ティンパニーなどの音はしまった硬い音が、大太鼓やコントラバスは豊かで柔らかい音が出ているように思います。

先日のOFF会は、この特性で聴いてもらいましたが、みなさんのご感想はいかがでしょうか。
by katyan4 | 2012-10-02 10:44 | 装置・特性と調整法 | Comments(3)

ito さんから、DCX-Remoteの使い方について質問がありましたので。使い方の説明をいたします。

①まず、ベーリンガーのサイトから、DCX-Remoteをダウンロードして、PCにインストールします。
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②DCX-Remoteを起動します。
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③一番上にあるConnectをクリックします。
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 Nameの所にDCX2496が表示されたら、PCとDCX2496がちゃんと接続されています。
 これが出ない時は、もう一度接続を確かめて下さい。

④一番下のReturnをクリックします。
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初めの画面に戻ります。

⑤一番上のQuick Synchronize to DCXをクリックします。
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接続が完了しました。これは私の現在のRoutingの状態を表していますので。初回はこれと同じには鳴りません。

⑥中央にあるSum/Setupをクリックします。
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Out CongigurationでLMH LMHを選択すると
 入力A=左 入力B=右とすると
 1CH→左低音、2CH→左中音、3CH→左高音、4CH→右低音、5CH→右中音、6CH→右高音となります。
LL MM HHやLH LH LHはどうなるか考えてみて下さい。

⑦In Stereo Link
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A+Bを選択して下さい。

⑧IN A+B Souce
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アナログ入力の時はAnalogを選択して下さい。
 3D方式で超低音の出力を得たいときはSumを使いますが、最近の機器で使うことはないでしょう。

⑨Routingをクリックするとこの画面になります。
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この場合
 A端子からの入力は1.3.5CHに出力されます。
 B端子からの入力は2.4.6CHに出力されます。、

⑩X-overをクリックすると、クロスオーバー周波数の設定の画面になります。
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 1CH(低音)の設定の画面です。CHの名前、HP Filteの特性、HP周波数、LP filterの特性、LP周波数の設定が出来ます。
 この様にして全部のCHを設定します。
Linkにクリックを入れておくと、クロスオーバー周波数が連動します。

⑪EQをクリックしてイコライザーの設定も可能です。
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 入力A,BでEQを使用すると音質が悪くなりますので、出力CH(低音のCHのみEQを使った方が音質の影響が少ないと思います。
 この画面では12db/octの緩やかなイコライザーです。

⑫パラメトリックEQも出来ます。
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⑬Short Deley
 音を遅延することが出来ます。コーンとホーンの組み合わせで、振動板の位置が前後にずれている場合は、仮想的に振動板の位置をあわせることが出来ます。

⑭Optionをクリックし、振動板の距離を選択した方が良いでしょう
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 Inverted polartyでスピーカーの位相を反転可能です。細かい調節はPhaseで行います。

下段で、入力の音量、出力VCHの音量の調整、使わないCHのMuteが出来ます。

以上、簡単に説明しました。
オーディオの再生ですから、Dyn EQ やLimiter、Long Delayは使う必要がないと思います。
by katyan4 | 2008-06-04 18:05 | 装置・特性と調整法 | Comments(5)

ある日にちゃんと各ドライバーのレベル、ディレイ、等を調整して、周波数特性を出来るだけ平坦にしたつもりでも、しばらくして再測定してみますと、以前の特性とは違う結果が出ることが良くありました。どうも室温が関係しているのではないかということに気がつきました。
その理由は、デジタルチャンネルデバイダーのディレイを使用して各ドライバーの振動版の位置を仮想的に合わしているからです。音速は1℃高くなると0.6m早くなりますので、温度が変化すると仮想的に合わしている各ドライバーの位置がmm単位ではありますが変化するわけです。低い周波数ではあまり影響はないと思いますが、10000Hzでは波長は34mmとなりますから、影響が出てくるはずです。
今日は、季節はずれの寒波で、リスニングルームの暖房無しの室温が16℃でしたので、室温の違いによる周波数特性の変化を測定してみました。マイクロフォンの測定位置が1cm程度変化している可能性がありますので、そんなに厳密なものではありませんが、大体の傾向はつかめると思います。
ちなみに、室温20℃のときに調整していたものです。

16℃
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18℃
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20℃
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22℃
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やはり、20℃のときが6kHz以上の特性が一番平坦になり、それより温度が上がっても下がっても凸凹が強くなる傾向です。
季節により、ディレイの数値を変更する必要があるようですが、耳で聞いて変化があるかどうかははっきりしません。
by katyan4 | 2006-03-13 23:00 | 装置・特性と調整法 | Comments(4)

中高音ドライバーの調整

昨日測定した特性を眺めていますと、1kHzから2kHzのあたりの特性が、左CHで少し低下しているよう見えます。
そこで、中高音だけの特性を約40cmの距離で計測してみました。1kHzでロウカット8kHzでハイカットしてあります。
まず、左CHです。
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右CHです。
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左CHの1k-2kHzのあたりのレベルが低下しているのがわかりました。
右左同じ特性であることは、一度確認していたのですが、使っているうちに左CHのドライバーのダイアフラムが微妙に狂ってきたものと思われました。
そこで左CHのドライバーを調整しました。RADIANのドライバーは後ろカバーとダイアフラムが同じ3本のねじで固定してありますので、後ろカバーのねじを少し緩め、ピンクノイズを入力しながら、特性が一番良くなる位置で再固定すればよいわけです。

調整後の左CHです。450Hzでロウカットしてあります。
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右CHです。
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ほぼ同じ特性になったことがわかります。

参考までに、調整後の特性です。ピンクノイズ、視聴位置での測定です。
左の全域特性です。
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右の全域特性です。
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昨日に比べ、左右の特性の差が少なくなっていることがわかります。

ハイビジョンでオリンピックのフィギュアスケートを見ています。心なしか人の声が自然に聞こえるような気がしています。
PA等で使用する場合は、ドライバーの3db程度の不揃いは許容範囲としているようですが、オーディオマニアでは、問題とした方がよいと思います。それでもプロ用のドライバーは特性の差が少ないようで素人でも調整できますが、オーディオ専用の手作りのドライバーは、結構特性の差があります。調整に名人芸の熟練が必要なようですので、メーカーでいくら調整してもらっても、ちゃんと揃わないことがあるようです。

おまけ
 120インチのスクリーンに写っているものを手持ちで撮影しました。
 荒川選手、すばらしかったですね。

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by katyan4 | 2006-02-25 22:59 | 装置・特性と調整法 | Comments(6)

6wayの特性

今日の特性(6Way)です。

右CH
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左CH
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両CH
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高域がだら下がりとなっていいます。多くのソースを心地よく聴くためには、高域をだら下がりにしたほうが良いようです。
 リボン型のSPの場合、視聴位置でも高域が下がりませんので、イコライザーは必要有りません。
 
 各SPの帯域は
超低音     --------40Hz
低音    40Hz------223Hz
中低音   223Hz----1kHz
中高音   1kHz------8kHz
中高音   8kHz-------------
超高音   20kHz------------
 (いづれも24db/oct)
by katyan4 | 2006-02-24 20:54 | 装置・特性と調整法 | Comments(3)

 測定するたびに、残響特性が微妙に変わる理由として、測定位置の変化によって、低域の定在派による周波数特性の変化と関係があるのではないかと想像しました。
 そこで、マイクと位置を変えて、周波数特性と残響特性を測定してみました。
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マイクの後方(試聴位置)の後ろは写真のように、プラスチック製の遮光カーテンとウール製のカーテンの2重となっています。ウールのカーテンを写真のように両側に束ねた状態と、しめた状態での差も測定してみました。
 マイクロフォンの位置はカーテンの外側にあるサッシの位置から計っています。マイクの高さは100cm一定としています。 
 昨日、両面接着テープで仮止めしていた、Skylineもどきは、ねじ釘でしっかりと固定してあります。

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by katyan4 | 2005-10-08 23:58 | 装置・特性と調整法 | Comments(0)

Skylineもどきの貼り替え

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後方の天井に貼ってみて、音が良くないので外していたSkylineもどきを、写真のように前方スピーカーすぐ上の天井に貼ってみました。
残響特性は、高域の残響がわずかですが増えていますが、なぜか低域の残響がそれ以上に増えます。天井の振動がそれほど低域の吸音をしているのでしょうか。
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音を聞いてみますと、後方の天井に貼っていたときのようないやな音ではなく結構良い音に聞こえました。仮貼りなので、両面接着テープでくっつけたままだったのですが、良い音だなと思いながら、うとうとと寝ていましたら、天井から落下した大きな音で目が覚めました。
by katyan4 | 2005-10-07 23:12 | 装置・特性と調整法 | Comments(0)

前回SHARP SM-SX10とPanasonicSA-XR50には、デジタル変換の際に生じる時間差があるようだと報告しました。今日はデジチャンDCX2496のDelay機能とMyspeakerのインパルスによる測定を使って計測することが出来ました。
中高音と高音のドライバーを使用して行いました。マイクロフォンを二つのドライバーの正面約1mの位置で二つのドライバーの間に設置します。Myspeakerを起動して、インパルスエネルギー時間応答測定を行いました。
まずパナソニックのAMP同士で行いました。
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Delayを働かせていないと、パルスがこの様に2つに分かれます。

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by katyan4 | 2005-09-27 21:17 | 装置・特性と調整法 | Comments(2)

SHARP SM-SX10をマルチアンプの一台に組み込もうとして色々やってみましたが、どうもしっくりとしません。DCX2496のDelayを使って、いろいろDelayを変えてみましたが、うまくゆきません。元のパナソニックに統一して、もう一度DCX3496の設定をし直している内に、重大なミスに気が付きました。
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Delayが働くように設定するチェックを入れていなかったのです。このチェックが入っていないと、いくらDelay何ミリセカンドと設定しても実際にはDelayがかかっていなかった訳です。
 私のスピーカーシステムはホーン型でまとめてありますので、振動板の位置が最大1m以上ずれています。低音や中低音に関しては余り音質に変化が無いように感じますが、中高音と高音のユニットは出来るだけ厳密に振動板の位置を併せた方がよいようです。私の場合、中高音の振動板は高音のそれより約17cm後方にあります。
 中高音をハイカットせずにTWを使用しないときは、高音に不満はあるのですが、金物の音が生々しく聞こえていました。TWを接続すると高音は延びて柔らかい音になるのですが、金物の音が’クシャーーン’といった感じに聞こえていました。Delayにチェックを入れて、振動板の位置を電子的にちゃんと合わせると、’シャーーン’といった生々しい音が出るようになりました。
 今まで、何をしていたのだろう。いつからこのチェックが外れていたのでしょうか。

高音の音が’クシャーーン’で悩んでいる方、振動板の位置をちゃんと合わせてみてください。
by katyan4 | 2005-09-25 18:38 | 装置・特性と調整法 | Comments(4)

私の好きな音楽とそれを聴く装置ついて
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