2015年 02月 04日
PERCUSSION/SYLVIO GUALDA
このレコードが発売された当時、驚異的なダイナミックレンジで評判になった名盤です。
今日はこのレコードを 96kHz/24bitでデジタル変換を試みました。
これまでは、オーディオインターフェースには、RME FIREFACE 400を使っていたのですが、PCとの接続が FIREWIRE なのです。現在オーディオ用に使っている ASUSのMINI PC には FIREWIRE 端子が有りませんので、使えません。ヤフオクで使えそうなオーディオインターフェースを探しました。入出力は2CHで良い、デジタル入出力がある、USB接続である、48Vのファントム電源、等の条件で、安いものを探し、ローランドのUA-25 EXを手に入れました。
RMEの様にPC画面で操作するのではなく、ちゃんとツマミが付いていますので固くなり始めた頭の持ち主でも簡単に操作できそうです。
裏面
光ではありますが、デジタル入出力も付いています。96kHz/24bitにも設定可能です。
フォノイコライザーはROTEL RHQ-10を使いました。
このイコライザーにはアナログ出力が2組付いています(FIXED、VARIABLE)。
VARIABLE出力をAMPに接続。FIXED出力をUA-25 EXのアナログ入力に接続します。
始めは平衡プラグを使ってみたのですが、これでは入力を一杯に絞っても入力オーバーとなり、赤いランプが点きっぱなしの状態になりました。説明書を見るとフォーンプラグの入力にすると大きな入力も可能とのことなので、フォーン入力に差し替えてみますと、大音量の時に僅かに赤いランプが付く程度になりました。そこで後ろのSWでLIMITをONにして、ピークでも0dbをオーバーにならない設定にしました。
もちろん、96kHz/24bitにも設定します。
レコードプレーヤーはEXCLUSIVE P3、カートリッジはSHURE V-15Ⅴで替え針はJICOのボロン・カンチレバー、SAS針チップのものを使いました。
録音のソフトはDIGION SOUND 5 を使いました。
広いダイナミックレンジがそのままデジタル変換されているように見えます。
過去に何回も再生したLPなので、時々ピチという雑音が入ります。DIGION SOUND 5の機能でその負うな雑音を取り去るツールも有るのですが、音質が少し悪くなるようなので、使わないようにしました。
アナログ再生に比べると僅かに大人しい音になるように感じますが、聞き比べないとわからない程度でした。安くて少し古いオーディオインターフェースを使ったにしては、成功だと思いました。
AD変換としては Benchmark ADC1(20数万円)も持っていますので、これを使ってもっと良い音でデジタル録音が出来るかもしれませんが、それは次回に。