この前、N響の古いライブ録音のCDを購入したのですが、聞いているうちに、昔学生時代にFM放送をオープンテープに録音していたことを思い出しました。
全部で150本以上残っています。
死ぬまでに、もう一度聞いてみようと考えました。
19cmのスピードで録音したものが多いのですが、中には9.5cmのスピードで録音したものも結構あります。何しろ当時は貧乏でテープの価格が今のDVD-Rなどと比べるとべらぼうに高かったものですから。
ということで、9.5cmのスピードで再生可能なテープデッキを探しました。
オープン・テープデッキ AKAI GX-77を、ヤフオクでポチりました。1981年発売の7インチリール、3モーター、6ヘッド往復録音再生、テープスピード19cmと9.5cmのものです。 AKAIのサービス部門に勤務されて、退職後AKAIのテープデッキを整備修理して、オークッションに出品されている方から落札しましたので、完璧に整備されているようで、新品のように綺麗で動作も問題ないようです。オークションに出されているテープデッキは動作に問題のあるが多いので少し高くても、この様な整備済みで修理保証のものでないと安心して落札できませんね。
この様にカバーも付属しています。
テープの走行はこの様になっており、左右対称に6個のヘッドが配置されています。
今、9.5cm/secで録音した、ペーター・ローゼル(P)クルト・アズア指揮ライプチッヒ・ゲバントハウス管弦楽団の演奏でベートーベンのピアノ協奏曲第5番を聞いています。なかなか良い音に聞こえます。若い頃のようにテープヒスは聞こえませんので(笑)。