2005年 07月 19日
ドロンコーン方式への挑戦(パッシブ・ラジェーター)
しばらくヤマハのウーファーのダブル駆動で使っていましたが、DVDユニバーサルブレーヤーをDENONに変更して、低音が硬く感じるようになってきました。前回ヤマハのウーファーをドロンコーン方式にした際に、最低音は聞こえないが軽やかに弾むような低音が出ていたことを思いだしました。
ヤマハのウーファーの片一方をドロンコーンとして使ったときの特性
サウンドハウスのホームページを見ていますと、ドローンコーンとして使えそうな比較的安い物を見つけました。
Peaveyのウーファー用補修部品PeaveyのResplacement of Speaker Basket Assemblyです。
スピーカーからマグネットを外した物で、38cm口径のものが約9500円で買えます。
早速、昨日注文して、今日届きました。
そっそく箱を開けて取り出しましたが、その軽さにびっくりしました。マグネットのないスピーカーは軽いのですね。MADE IN USAと書いてありますが、安いだけあってアルミ鋳物のフレームは細くバリが目立つなど、とても粗雑な作りの物です。ドロンコーンとして使うのですから、余り気にせずに使うことにします。
ヤマハのウーファーを一個はずし、Speaker Basketを写真のように取り付けました。調節しやすいように、後ろ向けに仮取り付けです。
早速特性を計ってみました。
60Hzから下が急激に低下しており、ヤマハの時よりも低音が出ません。f0が高いためだと思われますので、ボイスコイルを支えている黄色いダンパーを惜しげもなく切り取りました。マグネットが無いのですから、ボイスコイルが当たる心配はないわけです。
その特性です。
ヤマハの特性より50Hz以下の低下がなだらかになっています。
もう少し低域をのばした方が良いようなので、写真のように金属ワッシャーを3個接着剤で貼り付けました。重りを付け加えることによって、低域の再生限界が広がりますが、低域全体の能率が下がってきます。
その特性です。
35Hzがギリギリ-6dbに収まっています。ドロンコーンの口径を大きくして(たとえば45cm)質量を付け加えてやれば、20Hz近くまで低域をのばすことが出来そうです。私の場合は、35Hz以下は80cmのサブウーファーの受け持ちですから、この程度で丁度良いと思います。
完成
どんな音がするのかと言いますと、豊かで余裕があり、歪み感少ない音になりました。今までで一番感じの良い低音です。
ドロンコーンと言う言葉の感じからドローンとした音が出るのではないかと思われがちですが、そのようなことはありません。パッシブ・ラジェーターという言い方もありますので、そちらの言い方が良いようです。
ドロンコーンの解説の詳細はこのサイトにもあります。ティールのCS-7はドロンコーン方式なのです。
すいめいと申します。
私もホームシアターでマルチアンプ、ホーンスピーカーを使っています。
まだ、メインSPが完成していませんがセンターSPでホーンから出る声の
良さを実感しています。
これからもちょくちょくお邪魔しますので参考にさせてください。
今後とも宜しくお願いします。
http://blog.livedoor.jp/deep__green/
始めまして、こちらこそよろしくお願いします。
フロント3本ともアルテックのホーンならば、最近の映画館では聴けないような音が出るでしょうね、近くなら聴きに行きたい。