2007年 02月 27日
コバケンとオランダ・アーネム・フィル
今日は、小林研一郎とオランダ・アーネム・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきました。愛媛県県民文化会館の2階席の一番前の席で聞きました。この管弦楽団は今まで名前も知らなかったのですが、オランダではコンセルトフェーボーの次に来るくらいの実力を持っているそうです。曲目はベルリオーズの序曲「宗教裁判」「幻想交響曲」と千住真理子さんのバイオリンでメンデルゾーンの協奏曲でした。2階席は音のまとまりは良いのですが、いかんせん舞台より遠いので、千住真理子さんのバイオリンには気の毒でした。でも幻想交響曲は圧巻でした。ティンパニーや大太鼓のあのダイナミックレンジの広さには驚きました。弦楽器もとても美しい音色で、良いアンサンブルのオーケストラでした。色々演出もあり、第三楽章のオーボエとクラリネットの掛け合いのところではクラリネットが3階の後ろの方で演奏していました。第4楽章ではティンパニーを4人で演奏していましたし、最終楽章では一つの大太鼓を二人で叩いていました。最後は観客全員が立ち上がって拍手。これには少し訳がありまして、アンコールの最後に小林さんが「このオーケストラの人たちは日本語が通じません。幻想交響曲の一番最後の1分をを演奏しますので、終わりましたら皆さん立ち上がって感動を表現してください」
でも、本当にスタンディングオペレーションをしても良いくらいのすごい演奏でした。
女性の多いオーケストラなので、弦楽器の6割以上が女性。しかし、なにしろオランダ人、小林研一郎よりはるかに背の高い人ばかりなので、弦の音もしっかりした大きな音が出ますので、女性の多さはハンディにはなっていないようでした。