2004年 12月 20日
分割フィルターアンプ BEHRINGER DCX2496
これは、1台で3WAYのデジタルフィルターアンプとして使えますので、2台ならば6WAY迄可能となりまが、今のところ5WAYで使用しています。
このアンプの優れている点は、分割フィルター特性は6db、12db、18db、24db、48dbの5種類ですが、3種類の肩特性を選択でき、計10種類の特性を選ぶことが出来ます。それぞれのチャンネルで5個のパラメトリックEQを使って、スピーカー単体の特性の補正が可能なこと、ディレイがmm単位で可能、位相補正が1度単位で可能等です。
それ以外にもダイナミックEQ、リミッターなども可能です。
私は、個々のスピーカーの特性をパラメトリックEQを使用して視聴位置で出来るだけ平坦になるようにして使用しています。
もう一つの特徴として、PCを接続してグラフィカルに調節可能な点です。
最大の良い点は価格が安いことです。1台5万円以下で手に入ります。
欠点もあります。まず、PCを使わない場合はマニュアルを良く読まないと設定が難しいことですが、なれると簡単になります。
もう一つの欠点は電源の入切の際にノイズが出ることです。スピーカーが壊れるような大きなノイズではないのですが気になります。
今まではA社のデジタルフィルターアンプ(価格は10倍以上)を使用していたのですが、このDCX2496を1ヶ月使用してみて、手放しても良いかなと思っています。
PCでの操作画面です。低音と中低音のクロスオーバー特性を表示しています。
もう一つの欠点があります。ノイズがやや多いことです。ノイズには”サー”というノイズと”キーン”というノイズで、各チャンネルによって異なります。各チャンネルのレベルを上げ下げしてもノイズの変化は無いので。D/AのICあたりから出ている感じです。値段を考えると、この程度は仕方がないかもしれませんが、少し残念です。能率の低いSPの場合は殆ど聞こえないレベルですが、能率の良いホーン型などでは少し聞こえます。解決法としては各メインアンプの入力ボリュームを絞り、デジチャンのレベルを0dbあたりで調節出来るようにすれば、ノイズはまず聞こえなくなります。プロ用のメインアンプには、殆ど入力調節ボリュームが付いていますが、オーディオ用のメインアンプにはボリュームが付いていないものが多いので解決できない可能性があります。
また、DEQ2496からDCX2496の5WAY及び6WAYのデジタル接続は可能でしょうか?可能でしたら、接続方法をご教授下さい。
以上宜しくお願い致します。
RS-485の規格は日本で手に入る一般的なパソコンには有りませんので、RS-232を使用してください。ケーブルにはオスとメスの組み合わせの色々なものがありますので、大きなパソコン店で探してみてください。またDCX2496のRD-232の接続にはケーブルの両端のねじの部分を除去しないと接続できませんでした。
DCX2496を2台使用して6WAYデジタル接続するには、平衡ケーブルで二股に分かれるケーブル(が有りますので、それを使用すれば、2台同時にデジタル入力が可能になります。これはオーディオ用ですが、短いので特に問題は無いと思います。
また何か解らないことがありましたら、ご質問ください。
PCでの操作画面もでるのですが、リモートできません。何かが忘れているのはわかるのですが、英語が全くだめでわかりません。お教えいただけませんか